Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

長谷川 稔

タイ

東南アジアの中心・Bangkok!

長谷川 稔さん

人文学部人文学科
留学期間:2018年2月4日 ~ 2018年2月16日
留学先:サイアム大学

留学先大学について

 サイアム大学はバンコク市内にある、「タイ人なら誰でも知っている!」と、同大学の学生が豪語する大学です。学内は緊張感のない、ゆっくりとした時間が流れており、非常に過ごしやすいです。そしてサイアム大学の一番の売りは学食です!タイカレーやガパオライスなど日本でも馴染みのある食べ物から、聞いたこともないタイ料理まで、様々なものが朝昼提供されており、食事の時間が毎日とても楽しみでした!大学内にはASEAN諸国からの学生も多く、タイ語が喋れずとも問題ありません。中心地からはやや遠いので放課後や休日にはタクシーを相乗りして、学生同士でよく飲みに行きました!

学習面について

 講義は一日三コマで、タイ語、タイ料理、タイダンス、タイの薬草学、タイにおける観光業など様々な授業を受けました。講義は英語ですが、高いレベルを要求されているわけでなく、気楽に参加できます。様々な学部の先生が交代で教鞭をとり、ディスカッション主体なので、飽きることなく面白いです。最も興味深かった講義は「Herbs in Thailand」という講義で、現在タイ国内で普及している薬草学を、実践を交えて紹介した講義です。ターメリックや塩など馴染みのあるものから、聞いたこともない薬草の粉末を調合し、筋肉痛に効く(らしい)薬を仕上げました。良いお土産です笑。

生活について

 バンコクは私の想像以上に発展しており、生活をおくるにも遊びに行くのにも困りませんでした。特にバンコク市内の鉄道網は利便性が非常に高く、建設途中の路線が出来上がれば、人々が更に行き交うアジアを代表する大都市になりうると考えられます。しかしその一方で、ナイトマーケットなどの雑然としたアジアらしさも十分に残っており、そこではウシガエルやらタガメ、ゲンゴロウが食用として売られています。タイ語を操ることができれば、よりタイの生活を楽しめたと思いますが、私のように全く話すことできなくても外国人に慣れているタイの人々は受け入れてくれます。しばしば「親日国のタイ」と言われますが、私が受けたタイの印象は「どんな人に対しても、懐深い国」といったところでしょうか。

留学で得たこと

 2週間という短い期間ではありますが、異なる環境に対して大いに適応したと思います。日に日に肌が浅黒く焼け、辛いタイ料理を美味しそうにバクバク食べている私を見て、「言葉以外は、もうタイ人だね!」と色んなタイの友人から言われました。彼らと交わっていく中で、今後末永く付き合っていきたい友人も多くできました。私は東南アジアが初めてでしたが、今回の研修を通して得た「ここで生活ができる!」という自信は、将来を考えるうえで、私にとって大きなプラスに作用すると思います。短い研修期間ではありましたが、タイを概観するには十分な時間であり、経験を積み、見識を深めることは大いにできたと考えます。

後輩へのアドバイス

 信大からしばしば紹介される、今回のような一ヵ月未満の海外研修は、ハードルが低く設定されており、海外未経験者であっても魅力的なものばかりです。また研修内容も座学から実践的なことまで非常に充実しています。そして、空き時間も多くあるので旅行で来るよりもその国の様々な一面を見聞できるかもしれません。海外だからといって、難しく考えず、とりあえず申し込んでみてください!